医師会長よりごあいさつ

  • 現在地:
  • ホーム >
  • 医師会長よりごあいさつ

医師会長よりごあいさつ

 市川市医師会は現在400名を超える医師会員により構成され、地域医療の質の向上を目指し、さまざまな事業を推進しております。

 市川市医師会の事業は幅広い分野に及びます。各種健(検)診、予防接種、休日夜間救急や災害時医療への対応などいずれも市川市役所等の行政や関係機関との連携なくしては進められないものばかりです。引き続き密に連絡を取り連携に努めてまいります。

 医療機関におきましては、皆様のかかりつけ医で治癒に至らない場合、転院や早期退院を余儀なくされた場合には、病院とを結ぶ「病診連携」、開業専門医とを結ぶ「診診連携」、時には病院同士を結ぶ「病病連携」が必要になります。この際に一人一人の医療情報を本人の同意をもとにデジタル化し共有することで再検査や治療の重複による患者様の負担を抑えることができるようなシステムを構築しようと考えております。このことにより、医療機関や担当医が代わっても切れ目のない医療を成立することができ、患者様が安心して受診できる仕組みを作りたいと思います。

 また、今後の超高齢化社会の対策として医療の機能分化が求められております。在宅医療、介護・リハビリの支援等の重要性も急速に増しております。地域包括ケアシステムに掲げられているように、医療は「病院完結型」から「地域完結型」に変わらなければなりません。地域のかかりつけ医が適切な役割を果たせるよう医師会がサポートし、複数の医療機関が市民の皆様と一つになって地域医療に臨み、良質な医療を展開すべく努力してまいる所存です。

市川市医師会 会長 伊藤勝仁

このページの一番上へ戻る